トリプル用パーティの変遷

おコダ君の日記に駒場祭のパーティを作った経緯が書いてあったので、ちょっと自分のトリプルについても書いてみる。駒場祭で実際に使ったパーティを作る前に、何個かパーティを作っていて、どういう理由で変えていったのかという話。作ったけどボツになったパーティなので、紹介はかなりあっさりです。


まず、スタートになったのが夏コミ会誌に載せたパーティ。


テラキオン
エルフーン
ニューラ
ドーブル
ノワール
スイクン


色々とコンボを仕込んではいるものの、基本的には「ふくろだたき」してテラキオンが攻めるパーティ。このパーティは相手の「トリックルーム」に弱かったので、まずはその対策を考え始めた。


(1)「トリックルーム」役をあく・ゴーストタイプの攻撃で先に倒してしまう
シャンデラ
ミカルゲ
ラティオス
ルカリオ
トゲキッス
エルフーン


トリックルーム」を使うのは主にゴースト・エスパータイプポケモンなので、シャンデラミカルゲの攻撃で先に倒してしまい発動を防ごうと考えた。ゴーストタイプを選んだのはもちろん相手の「ねこだまし」に邪魔されないため。
このパーティは他にも「ねこだまし」対策をかなり重視していて、「せいしんりょく」で「このゆびとまれ」ができるルカリオを入れたり、「ねこだまし」より先に発動する「てだすけ」をラティオスエルフーンに覚えさせていた。
しかし、「シャドーボール」や「ふいうち」「あくのはどう」は全て単体攻撃なので、相手の「このゆびとまれ」に対しては弱かった。一応シャンデラには「ふういん」が既に入ってはいたものの、持ち物は「こだわりスカーフ」。「ふういん」する場合にはエルフーンの「すりかえ」で持ち物を変えてもらう必要があったので、結局「このゆびとまれ」に妨害されてしまう。
しかも物理攻撃がミカルゲの「ふいうち」ぐらいしかなかったので、HPと特防に振ったトゲキッスを出されると倒すのにかなり苦労してしまう。というわけで「このゆびとまれ」対策を重視したパーティを新たに作ることに。


(2)全体攻撃で1ターン目から大きなダメージを与える
カイリュー
ユキノオー
ヤミラミ
シャンデラ
ローブシン
ロトム


10月22日の日記に書いた晴れ+霰パーティ。
このゆびとまれ」で簡単に防がれないよう、「ねっぷう」「ふぶき」をメインの攻撃手段に。
また、速いポケモンカイリューだけにして「トリックルーム」耐性を上げつつ、天候サポートを受けた「ねっぷう」「ふぶき」で非「トリックルーム」下での攻撃力も確保する…はずだったが、カイリューの特攻が足りていなかった。
トリックルーム」対策を意識して遅いポケモンが多くなると、普通に速いポケモンに苦戦するという新たな問題が発覚。


(3)「よこどり」で遅いポケモンを一気に強化する
カビゴン
シャンデラ
エルフーン
ランクルス
ルカリオ
ラティオス


トリックルーム」を使ってこない相手を考えた結果、「こだわりスカーフ」持ちはやっぱり攻撃の威力が大事なので、シャンデラに戻した。それからタイプ的に相性が良かったラティオスルカリオの組み合わせも再び導入。ルカリオが「このゆびとまれ」でラティオスを守ったり、逆にラティオスが「てだすけ」でルカリオをサポートしたりできるのが面白い気がした。耐久力にかなり問題があるが…。
ここまでは(1)のパーティとほとんど同じに見えるが、実はシャンデラは「ちいさくなる」を覚えている。そしてエルフーンは「コットンガード」持ち。これらの技を遅くて耐久力が高いカビゴンランクルスに「よこどり」させれば、「トリックルーム」が発動してしまっても不利にはならないし、「よこどり」は先制で発動するので非「トリックルーム」下でもそれなりに戦えると思った。
コンボ自体は(見世物としても)面白いと思ったが、実際に使わなかった理由は「ちいさくなる」の回避率が信用できなかったから。しかもTGA会員は「ぜったいれいど」を使ってくる可能性が高く、その場合は回避率を上げても無意味になってしまう。


…こんな感じで試しているうちに


トゲキッス
スイクン
シャンデラ
カポエラー
ガラガラ
モロバレル


という本番で使ったパーティに落ち着いたわけですね。このパーティの詳しい紹介は冬コミで頒布予定のポケモン会誌9号に掲載されているので、興味がある方はぜひご覧ください。(←宣伝乙)